製品情報 | 新着情報 | 納入実績 | about belec | 会社案内 | お問い合わせ |
English | |||||
ドイツベレック(belec)社製金属材料分析装置(発光分光分析装置) テクニカルデータ |
|||||
ハイブリッドポータブルタイプ発光分光分析装置 belec compact port-HLC
belec IN-SPECT
belec lab 3000s
belec vario lab
|
|||||
発光分光分析法 ( Optical Emission Spectroscopy : OES ) |
|||||
原子にスパーク放電やアーク放電などによりエネルギーを与えると、殻外電子が通常のエネルギー準位からそれより高い準位に上がります。これを励起と呼びます。この励起状態は不安定な状態のためエネルギーを与えることをやめると、再び通常のエネルギー準位に戻ろうとします。この時に、スペクトル線(光)を放射します。これを発光と呼びます。この発光のスペクトルは原子に固有の波長を示します。つまり、元素ごとに決まった波長の光になります。これを輝線スペクトルといいます。この光を回折格子(グレーティング)などを用いた分光器で分光し、それをフォトマルチプライヤーなどの検出器で検出すると、その試料に含まれる元素が特定できます。これを定性分析と呼びます。また、あらかじめ各元素の含有量のわかっている試料を測定しその含有量に対する発光強度を求めておきます。これを検量線と呼びます。これにより未知の試料を測定し、その発光強度をあらかじめ測定しておいた検量線データと比較するとその試料に含まれる元素の種類と含有量がわかります。これを定量分析とよびます。金属などの試料は固体のままで放電して励起でき、多数の元素が同時に測定できます。このため固体発光分光分析などとも呼ばれます。スパーク放電発光分光分析装置は一般にカントバックと呼ばれ短時間に多元素を同時に分析できますので、鉄鋼関連はもちろんのことアルミ合金、銅合金、亜鉛合金などの製造工程での工程管理や製品の品質管理、受け入れ検査などに広く一般的に使用されています。 | |||||
ページのトップへ戻る |