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ドイツベレック(belec)社製金属材料分析装置(発光分光分析装置) テクニカルデータ

ハイブリッドポータブルタイプ発光分光分析装置
     belec compact port-HLC
    
  • 第 6 世代分光光学系システム
    ( 6th Generation Spectrometer Optic System )
  • パッシェン・ルンゲマウンティング光学系
  • ローランドサークル径 300mm
  • 波長範囲 190-410nm
  • 3600l/mm カール・ツァイス社製グレーティング
  • 逆線分散 0.9nm/mm
  • 温度安定型大気開放分光器
  • ハイスピードフォトマルチプライヤー+温度安定型CCD検出器 ハイブリッド
高性能デスクトップタイプ金属材料分析装置
     
belec IN-SPECT

  • 第 7 世代分光光学系システム
    ( 7th Generation Spectrometer Optic System )
  • 波長範囲 170-420nm
  • 3600l/mm カール・ツァイス社製グレーティング
  • アルゴンフラッシング分光器と大気分光器のデュアルスペクトロメーター
  • 温度安定型CCD検出器(US-licensed)
ウルトラコンパクトタイプ金属材料分析装置
     belec OPTRON

  • アルゴンフラッシュ分光器と大気分光器のダブルスペクトロメータ
  • 波長範囲 170-420nm
  • 温度安定型CCD検出器(US-licensed)
高性能タイプ発光分光分析装置
     
belec vario lab
  • パッシェン・ルンゲマウンティング光学系
  • ローランドサークル径 500mm
  • 波長範囲 120 - 430 nm
  • 3600l/mm カール・ツァイス社製グレーティング
  • 逆線分散 0.52 nm/mm
  • アルゴンガスパージ温度安定型分光器                  最大3基搭載可能
  • オプションにて真空分光器タイプも選択可能
  • 浜松ホトニクス社製フォトマルチプライヤー       最大 36チャンネル× 3 108 チャンネル
 パッシェン・ルンゲマウンティング光学系

発光分光分析法 ( Optical Emission Spectroscopy : OES )

 原子にスパーク放電アーク放電などによりエネルギーを与えると、殻外電子が通常のエネルギー準位からそれより高い準位に上がります。これを励起と呼びます。この励起状態は不安定な状態のためエネルギーを与えることをやめると、再び通常のエネルギー準位に戻ろうとします。この時に、スペクトル線( 光 )を放射します。これを発光と呼びます。この発光のスペクトルは原子に固有の波長を示します。つまり、元素ごとに決まった波長の光になります。これを輝線スペクトルといいます。この光を回折格子( グレーティング )などを用いた分光器で分光し、それをフォトマルチプライヤーなどの検出器で検出すると、その試料に含まれる元素が特定できます。これを定性分析と呼びます。また、あらかじめ各元素の含有量のわかっている試料を測定しその含有量に対する発光強度を求めておきます。これを検量線と呼びます。これにより未知の試料を測定し、その発光強度をあらかじめ測定しておいた検量線データと比較するとその試料に含まれる元素の種類と含有量がわかります。これを定量分析とよびます。金属などの試料は固体のままで放電して励起でき、多数の元素が同時に測定できます。このため固体発光分光分析などとも呼ばれます。スパーク放電発光分光分析装置は一般にカントバックと呼ばれ短時間に多元素を同時に分析できますので、鉄鋼関連はもちろんのことアルミ合金、銅合金、亜鉛合金などの製造工程での工程管理や製品の品質管理受け入れ検査などに広く一般的に使用されています。
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